東京の由来@東京に関する基礎知識
「東京」の地名は、1868年9月(明治元年(慶応4年)7月)に出された江戸ヲ称シテ東京ト為スノ詔書により、江戸の町奉行支配地域を管轄する東京府が設置されたことに始まる。京都から見て東の京(みやこ)の意である。「東京」は、古くは「とうけい」とも読まれた。また、明治中期頃までは「東亰」という表記も使われていた。この「亰」という文字は「京」の俗字である。「亰」を使ったのは、中国の東京との混同を防ぐためともいわれる。
江戸を東京と改称するという構想は、江戸時代後期の経世家である佐藤信淵が文政6年(1823年)に著した『混同秘策』に既に現われており、大久保利通はこれに影響を受けて江戸を東京とする建言をしたという。明治新政府首脳は江戸への遷都を考えていたが、京都の公家らの反発が強かったため、遷都を避け、東京奠都の名の下に「京都にくわえて江戸もみやこである」と宣言したといわれている。